国立西洋美術館ー2025.5.5

西洋絵画、どこから見るか?ールネサンスから印象派まで(会期:2025.3.11-6.8)

国立西洋美術館とサンディエゴ美術館が所蔵する作品を紹介し、西洋絵画の見方、楽しみ方を提案する企画展です。

第1章 ルネサンス

第2章 バロック

第3章 18世紀

18世紀は、フランスの宮廷でロココ美術が花開いた後、世紀の半ば以降、フランス革命やナポレオンの思想と調和した新古典主義が隆盛しました。啓蒙思想の普及と相まって、官立サロンには、女流画家も出品するようになり、その代表者が、マリー=ガブリエル・カペ(1761-1818年)や、新古典主義の旗手であるジャック=ルイ・ダヴィッド(1748-1725年)に師事したマリー=ギユミーユ・ブノワ(1768-1826年)です。下記の作例は、ブノワの「婦人の肖像画」(1799年)で、優美な繊細さとともに、新古典主義的な造形の強さを感じさせます。

第4章 19世紀

19世紀は、近代の始まりであり、絵画の世界においても、新古典主義やロマン主義からレアリスムや印象派へと移り変わる激動の時代でした。
1870年代にパリで発生した印象派を代表する画家の一人であるカミーユ・ピサロ(1830-1903)は、1870年代末からパリを離れてポントワースに移り住み、農民の生活を主題とした作品を制作しました。下記の作例は、垣根の存在を効果的に生かしたものとして、セオドア・ロビンソン(1852-1896年)の「乱入者」(1891年)と並置された、「立ち話」(1881年頃)です。