すみだ北斎美術館ー2026.7.20

北斎 広重 ふたりの富士、それぞれの富士(会期:2026.6.23-8.30)

葛飾北斎(1760-1849)と歌川広重(1797-1858)による富士を構図に入れた錦絵を中心に、広重に与えた北斎の影響とそれぞれの画風の違いに着目した展覧会です。

第1 概要

本展覧会は、以下の4章で構成されています。
 序章 江戸っ子の富士
 江戸の人々にとって富士山が身近な存在であったことを示す錦絵等
 1章 北斎の富士
 富嶽三十六景の「凱風快晴」(1831年頃)や「山下白雨」(1831年頃)などの、富士山を大きく描いた作品
 2章 広重の富士
 富士三十六景の「さがみ側」(1859年)や「甲斐大月の原」(1859年)などの、富士山を中心に描いた作品
 3章 北斎 広重 ふたりの富士、それぞれの富士
 以下に例示するように、主題の共通する作品を並べて、それぞれの画風の違いが比較できるように、展示されていました。
           記
 北斎:富嶽三十六景「登戸浦」(1831年頃) 
 広重:不二三十六景「上総鹿埜山鳥居埼」(1852年頃)
                    
 北斎:富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」(1831年頃) 
 広重:富士三十六景「駿河薩タ之海上」(1859年)

 北斎:富嶽三十六景「甲州三島越」(1831年頃) 
 広重:不二三十六景「甲斐大月原」(1852年頃)

 北斎:富嶽三十六景「東海道金谷ノ不二」(1831年頃)
 広重:富士三十六景「駿遠大井川」(1859年)

第2 雑感

見たままの描写を旨とした広重の作品と比較することで、北斎の作品における構図の斬新さを再認識しました。

第3 美術館について

今年で開館10周年の新しい美術館です。北斎の錦絵の如く、建物の形も斬新です。